
僕の名前はうーじゅりーだ。
特徴は特に無いけど、ただただとんがっている。
僕は知っていた。
あいつには家がないこと。
でも、家がないからって、決して不幸なわけではない。
一般的には家がないことは幸せじゃないとか、
大変そうとか連想されるかもしれないけど
あいつは違うんだ。
あいつは、不思議な知恵を持っている。
そしていつもその知恵を、誰かに伝えている。
あいつはいつもあの切り株の上にいるわけじゃないけど、
あいつが今日はいないのかと、あの切り株には
いつも誰かしら集まっている。
あいつはその不思議なチカラから、色々な家に泊まり歩いている。
時には切り株の中の近くの木の中に住んでいるが、
その木の中はあまりにも最先端で、
いつも一度入って見たいと思う。
あいつと相当仲良くなったやつが言うには、
あの様な木の中の住処をいくつか持っていて、
どうやらその中は俺らが見たことがないものが
たくさん置いてあるらしいんだ。
木の中は寝床は藁で、とても住めないと思ったら、
そこには空気を利用した、おそらく俺らが
寝ている布団よりも気持ちいやつが別にあるんだと。
その仲良くなったやつはたった一度、
木の住処の一つに入りとにかく衝撃を受けて、
一生忘れられないと言う。
一番触って見たかったのは、過去を形にする粘土だとか。
意味わからん。
ところで、俺は、正直言って友達を作るのが得意じゃない。
あいつと友達になりたいけど、それは相当
俺にとって難しいことだ。
けど、今日は友達になる覚悟ができたから、
俺は今、あいつがいるはずの切り株に向かっている。
それは、あいつから、もしかしたらあいつが知っている
かもしれない”3つのある知恵”を聞き出すことだ。
どんなことかと言うとまずはスーパーアンブレラの世界のこと。
そして、コレを持っているものがあの開かずの扉を
開けるという7つのストーンのことだ。
最後に、消えては現れるあの青と水色のはしごのことも聞きたい。
僕は今までに感じたことが無い程ドキドキしながら、
あいつの切り株に向かった。



