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ぐにゃぐにゃしたマーシーは朝早く起きたので

大好きな赤いハイヒールを履いて
ピピ通りをお散歩する事にしました。

マーシーの家のあるピピ通りは
イメージを売りにするパン屋さんや
時間に負けない花屋さん
ストーリーを感じれるコーヒーが飲めるカフェがあり、

朝から日当りの良いにぎやかな通りでした。

マーシーがパン屋に入ると、
虹色で少し太ったパン屋の店長
ベンが出てきました。

『マーシー、おはよう。』
『ベン、おはよう。
“想像のクロワッサン”をちょうだいな』

ベンはお腹をぷにっとつまみながら言いました。
『マーシーはどうしていつも朝から
ニコニコしているんだい?』

『人に言われた嫌な事を間に受けないからよ。
似合わないって言われたって赤いハイヒールを
履くの』

次に、マーシーはお気に入りのハイヒールをかつかつ
ならしながら、花屋さんに来ました。

マーシーが花屋に入ると、
蛍光色でスレンダーな花屋の店長、メリーがでてきました。

『マーシー、おはよう。』
『メリー、おはよう。
“おとといの花”をちょうだいな。』

メリーは細い体をくねらせながら聞きました。
『マーシーはどうしていつも朝から
ウキウキしているんだい?』

『自分がおもしろいと思う事を信じているからよ。
変って思われたって毎日おもしろい事を追求するの。』

次に、マーシーはお気に入りの歌の口笛を吹きながら
カフェに入りました。

マーシーがカフェに入ると、
水玉模様でぽっちゃり型のカフェの店長モリリーノ
がでてきました。

『マーシー、おはよう。』
『おはよう、モリリーノ。
童話のコーヒーをちょうだいな。』

モリリーノはほっぺを膨らませて言いました。
『マーシーはどうしていつも朝から
変わったカタチをしているんだい?』

『何も”決めたく”ないからよ。
カタチを決めてしまったら、アイディアも
そこで止まってしまうもの。』

今日もピピ通りはぐにゃぐにゃした
赤いハイヒールを履いている子が自由に振るまい、
日当りよく賑わっているのでした。

 

マーシー

 

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